☆一番星☆
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そろそろ泣き止まなきゃ。


時計を見て、針がいつも起きる時間をさしているから、かなり焦った。


泣きすぎちゃった。


この腫れた目、治るかな。


接客業だから、こういうことがないように気を付けていたのに。


優太が不意打ちで夢に出てきて、あんなことを言うから……


まるで……


遺言みたいな……


でも……


嬉しかった。


凄く凄く嬉しかった。


夢に出てきてくれたことも……


蒼太と優華のことに触れてくれたことも……


あたしのことを想ってくれてることも……


舜とのことを認めてくれたことも……


あたしの幸せを願ってくれてることも……


ほんとに嬉しかった。




優太……


あたしの夢に出てきてくれてありがとう。


最高のラブレターをありがとう。


優太は永遠にあたしの一番星だよ。


ずっと輝いていてね。
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