☆一番星☆
.


「隼人さん、何か飲む?」


「ん、もらおうかな」




みんなお風呂に入って、蒼太と優華は疲れたのかすぐに寝た。


アイスコーヒーを入れて、隼人さんに渡す。




「ありがとう」


「こっちこそありがとう。夏祭りを見に来てくれたうえに、またお風呂に入れてもらっちゃって」


「いや、俺も楽しかった。……そうだ、来週の花火大会一緒に行かねぇ?」


「来週?」


「ん、蒼太と優華は花火好きじゃない?」


「好きだよ」


「あ、なんかドキッとした、はは」




えっ……


それって、あたしが花火を『好き』って言ったから?


そんなこと言われても、なんて言えばいいのかわかんないよ。




「予定ある?」


「ないよ」


「じゃあ、行ける?」


「うん」




花火大会か……


きっと蒼太も優華も喜ぶだろうな。


最近は、二人とも隼人さんのことが大好きだから、楽しさも二倍なんだろうな。
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