泣き虫姫にそっとkissを…
「何で泣いてるの?」
驚いてとっさに本を閉じて目の前を見る。
目の前には不思議そうに首を傾げる男子生徒。
同じ学年では見たことない顔だから多分先輩かな…?
でもどっかで見たことあるような…。
そんな事を考えてる間に先輩らしき人は私に近づいて顔を覗く。
「大丈夫?」
「だ、大丈夫です!!」
あまりの顔の近さに顔が赤くなる。
急いで立ち上がって離れると先輩らしき人は大袈裟に笑った。
「ごめんごめん近かったね♪」
先輩らしき人はクスクス笑いながら私の隣に座った。