会いたい

「――」
 椅子を立って、私は窓を閉じた。
 きつく目を閉じて、それから振り返り、私は視界に幽霊を入れた。
 ぼんやりとしていた私を、彼は不思議そうな顔をして立って見ていた。
 いつかは彼もいってしまうのだろう。

 私達は永遠ではないから、いつかは別れる。

 そうしてまた私だけが残るのだ。たった一人で。
 でも、それでも。

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