年上ドクター


「…ったく。とにかく診察するよ。」


そう言って琉くんはあたしの胸の音をききはじめた。


だんだん琉くんの顔が険しくなっていく。


「芽依?雑音聞こえるんだけど、もしかして運動とかした?」


「…」


当たってるからなんも言えないよ~


「ちょっとこの前だした薬3つ出して」


今の琉くん…ほっ…本当に怖いよぉっ


「くっ…薬は家においてきちゃったょ…」


間違っても今持ってるけど2つ使ったから、1つしかないなんて、口がすべっても言えないよ。


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