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<入学式>~高校生活初日~

「みお、早くしないと入学式始まっちゃうよ!」
「うん。もうすぐ、行く!!」
今日からあたしたち、
高校生デビューなんです。
そしてこの日は、あたしにとって、
運命の変わる日でもあった。。。

入学式も無事に終わり、教室に戻った。
教室に入ると、みんな友達とおしゃべりをしていた。
 みんなカワィイなぁ~、いいなぁ~、
あたしもあれぐらい可愛ければなぁ~。
あたしは、そんなことばかり考えていた。
そのとき。。。。。。
。。。ドン!!
。。。ガタン!!
「痛っっ!」
「ごめん。大丈夫??もしかして怪我した!?」
ぶつかった相手は、すごく心配していた。
それが君だった。。。
あたしは、このときは、君のことを
「「好き」」になるなんて思いもしなかった。
あたしは、「大丈夫。。。」
そう言うと「よかった~ほんとごめんな!」
「いいよ。気にしないでこのくらい。。。」
そして君の前から去ろうとした時
「あっっっ!!」
「なに??」
あたしは、君がいきなり大きい声を出したから
かなりビックリしたんだよ。
「手、怪我してる。。。さっきので怪我したのかな~。。。
とりあえず、保健室行って消毒しないと!!」
君はそう言ってあたしの手を引いて、
保健室まで連れて行ってくれたよね。
あたし今まで、男子に優しくしてもらったことが
なかったから、すごく不思議な感じで
すごく、すごくうれしかった。。。

君はあたしが手当てしてもらった後、
家まで送っていてくれたよね。。。
「家の方向、反対なんじゃないの??」
って言っても「いいの」って言って
家の前まで送ってくれたよね。。。

あたし今日のこと一生忘れないよ!!
もう一度君に会って話がしたい。。。
「「ありがとぉ~」」って笑顔で言いたい。。。
でももう無理なんだよね。。。

そしてこの日から、楽しい高校生生活が始まった。

ねぇ君は覚えてるかな。。。
6月のあの日のこと。。。。
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