天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅣ
メアリアン・コリックは黒く甘く
「くすくすっ…くすくすくすくすくす…」

メアリアンの笑い声が、放課後の無人の中庭に響く。

この中庭には、先程まで二人いた。

メアリアンと、小岩井。

しかしその小岩井も、もう…。

「説明が必要ですよね?」

ようやく笑い終え、メアリアンは呟く。

「私…『武器庫』を持っているんです…この世界ではない別の空間に存在する『武器庫』…そこには古今東西、ありとあらゆる武器が収められていまして…私はその武器を、何時でも何処でも、好きな時に好きなだけ持ち出す事が可能なんです…」

そう、それこそが『千の武器を操る魔物』メアリアン・コリックの能力。

たった一人で、武器庫の武器を幾つでも自在に操る。

それはまるで、お抱えの騎士団でも率いているようなもの。

彼女の意思一つで、その騎士団は容赦なく刃を向けてくるのだ。

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