【短】最狂恋愛活劇
7.花
結局あたしも少し飲まされたから、頭を冷やしに外へ出た。


今日は本当に色々あったから。


ガラガラ


「由良さん大丈夫ですか?」


少しして宗太郎もやってきて、あたしの隣に座った。


「大丈夫。むしろ楽しいよ」


部屋ではかなり派手な宴会が行われてる。

少し前のあたしなら、普通の女の子ばっか意識して、好きじゃなかったのにな。


「俺もです」


夜だから?

急に二人きりになったから?

気持ちが通じたから?


いつもよりドキドキしてるかも。


「あたしがさっき勝手に言ったことだけどさ…」


それでも、もう逃げる気はない。
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