Prisoner of Love
「暴力のことは知っていた。
2度目に会った時に傷だらけで、転んだってごまかしていたけど、明らかに変だった。
だから別れたあと、菜々のあとを追って、家の様子を探っていた。
そうしたら、凄い音が鳴り響いて、暴力を知った。
殺意に拍車がかかった」
淡々と、静かに優梨は答える。
そして、寂しそうな目で真奈を見る。
「それともう1つのことだけど、やっぱり真奈さん、思い出してないんだね」
「それは、どういうこと?」
真奈は、じっと優梨を見る。