Prisoner of Love



「おとなしく、ここにいるしかないか……」




諦めたように1つ息を吐き、ベッドの上に座る。



真奈の言う通り、ここは山奥にある。

近くに建物らしい物は見当たらない。

携帯だって繋がらないほど山奥。


迎えは、旅行が終わる3日後に来ることになっている。


それまでは、人の出入りも車の出入りも、一切ないことになっていた。




「優梨ちゃーん、入るよ?」




< 29 / 279 >

この作品をシェア

pagetop