偽りの自己
タイトル未編集
実は私も最近までの約27年間「偽りの自己」を持つ人間でした。
これらの新聞記事を見つける度 過去を振り返り 涙が止まりませんでした。
27年間 苦しんだ自分の気持ちを思い出すと同時に、幼い頃から私が
いじめられっ子だったわけ、過去に離れていった友人の気持ちが理解出来
心が痛むのです。
最近 やっと心の整理がつき、書き留めておくことにしました。

私は3人兄弟の1番上に生まれました。一才半下に妹 4才下に弟がいます。
共働きだった両親(父は銀行員 母は郵便局の電話交換手)にかわって
同居していた祖母(母親の母)にほとんどめんどうを見てもらいました。
最近分かった事ですが、私の下に予定よりかなり早く妹を妊娠してしまったため
私には早くからトイレトレーニングやらのしつけを厳しくして早く手のかからない子に
しようと育てたようです。(どうもそこの辺から原因があるのではないかと思われます)
そんなこんなで私は親(その頃は主に祖母)の願望を自分の願望としてとらえる子供に
なってしまいました。(祖母もよく体の不調を訴える人でした)
それでも小学校に入学するまでは”よく兄弟げんかをした記憶”は残っているが、
それ程つらい思いをした記憶はありません。
小学校に入学したばかりの頃こんな記憶があります。
祖母は早起きを喜ぶ人でした。ある日、すごくトイレに行きたくて朝早く目が覚めました。
隣の台所では祖母がもう食事の支度を始めていました。(よし、このままパジャマでいくよりきちんと着替えをしてかばんを持って早起きしたところを見せないと・・・)と思い、着がえが終わったとたん おもらしをしてしまい ひどくしかられました。
祖母には私の本音を伝えることが出来ず(世の中うまくいかない)なんて子供心に
思ったりしました。
学校ではわりあい成績が良かったためそれまで全然子供にかまう事のなかった父(実は父も偽りの自己を持つ人間)に勉強について とやかく口出されるようになりました。
テストで間違った所をよく責めるため いつしか私はその責めがこわいから勉強をする子になっていったように思います。(自分が勉強したいからではなくて・・・)

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