甘すぎて溶けちゃいそう。【短編・完】



普段、そんなことは絶対言わない。

というか、言えない。


きっと今は、眠すぎてどうかしてるんだ。







「…っあー、もう!」



洋はくしゃっ、と頭をかいて。




「……なんで、今そんなこと言うの?」



切なげにあたしを覗いた。





「あーもう、食べちゃいたい。」


洋の目が、表情が。

見たことないくらい色っぽかった。



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