36.0℃の熱帯金魚
「マリエ、もう一回だけ……」
コウは、あたしの唇を強引に奪っていく。
ためらうことのない、深いキス。
そこにはストレートな欲望がこめられている。
あたしたちは、押し寄せる快感に逆らわず、身を任せる。
ためらいもない。
背徳感もない。
あるのは、ただただ純粋な、欲求だけ。
コウは、あたしのカラダを知りつくし。
あたしは、コウのカラダを知りつくす。
コウは、5年以上前から、あたしの友人である。