俺様王子にご注意を
それから...
1週間くらいが経っていた。
恵美とはメールでなんとな仲直りができた。
でも和也にはまだ話しかけることができていない。
いまはまだそっとしておいたほうがいいだろうって思ったから...。
自分の勇気がたりないってことだってわかっている。
でもそしたら...
どうしてあげることがいいのか全く思い浮かばない。
いま和也に話しかけたら...
また和也を悲しませてしまうようで...。
でも少しずつだけど和也はおばさんと1言1言話をしているのをよくみる。
だから...私も前に進むことに決めた。
過去なんかにとらわれちゃだめ。
忘れるんだ。
あの人を─...。
愛しくてたまらなかった人を...
「玲奈ちゃんっ、遅刻するわよーっ!」
「はーい。」
そして下に降りていった。
パンを加えて玄関でローファーをはいていると
「ふふっ、漫画みたいね~。」
おばさんは笑いながら私を見ていた。
「もう時間ないんでっ、それじゃ、いってきま~す。」
今日も新しい1日が始まる...。
天気もすごくいい...。
でも今日は...私にとって最悪な1日になるなんてこと全く思ってもいなかったんだから...。