俺様王子にご注意を

「あっ...。ごめんなさい...。」

「おい、玲奈!」

俺はそのまま玲奈のあとを
追いかけていったけど
玲奈とぶつかったのはたしか
俺と同じくらいの
男で...身長も俺と同じくらいで...



けど...玲奈はあいつと会うのが
どれだけ苦しいことだったのか
分からなかった...。


「玲奈!お前どこいくんだよ??」

「こないでょ...」

「は?」

「こないで...待ってょ...ウッ」

「なんで泣いて「泣いてない!」

「は...?」

「泣いてなんか...ウッなぃ!」

「泣いて...。」

玲奈の顔をみてしまうと
その先は言えなかった。



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