俺様王子にご注意を

「ねー、玲奈ちゃんいまどこ?
いまから玲奈ちゃんの家
行ってもいい?」

「あー...そっそれは無理!」

「えー?なんで?」

「そっそれは...。」

私和也の家で暮らしてるんです。
なんていえるわけないじゃん。

「うー...んと。」

「玲奈ちゃん...隠し事?」

やっぱ恵美にはウソは
つけないや...。

「いまから...恵美の家の近くの
公園で待ち合わせでも...いい?」

「うん、わかった。じゃっ ブチッ

そういって携帯は切れた。

やっぱり恵美には本当のこと
言わなきゃ...。

わたしのことを大事に
思ってくれている...恵美には。

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