シスコン王子とブラコン姫

「ごっごめん.....。」
「いや...そうじゃなくて...。」

「..何??」

「もう男の子卒業だろ?」

「何で??」

「っ─...俺ちゃんとコクったじゃん。」

「あ、そうだね。私の彼氏になったし...
男...でいいよ。」

何言っているんだろ...?

「ふーん.....。」

「.....。」

ちっ沈黙.....。

なんか緊張するな...。
だって...だって...
人生初彼だよ?
緊張するよ.....。
手汗とかかいてきたし.....。

「沙菜.....。」

「なっ何?」

「この間の土曜日の事...
ごめんな。」

「そっそんな改まらないでよ。
私は全然気にしてないし.....。」

「そうか.....。」

「お父さんもおにいも...悟も綾乃も
いてくれるから私は幸せなんだ。」

「...うん。」

「お母さんのことは...忘れないよ。
もちろんさ。」

「...俺がずっと一緒にいるから。」

「えっ!?///」

「だから...安心しろ。」

「うん///」
それから自然に手をつないで
家までおくってもらった。
私はこの日を絶対忘れないよ─。
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