さみしがり屋なうさぎさん


「あの、こんな一般人
家に入れて秀弥くん大丈夫ですか?」

「ははっ、大丈夫だよ。」

「そーですか」

「俺美樹ちゃん好きだし」

俺…?好きだし…?

「えー!!」

「本当は僕なんて言わないよ
それに嫌いな子を家に呼ばない」

え?なに?わからない!

「はっ、はい」

「美樹ちゃんに会うのこれで
五回目なんだよな」

え?

「はい?」

「コンサートだよ」


コンサート…五回行ってる

「美樹ちゃんさ、ステージから
見えてたんだよね」

そんな、そうだったんだ

「一目惚れかな?ファンになんて
だめなのにね。」

ちょっと待って、夢だよね?

「今日だから倒れたファンがいる
って聞いて気になってさ

いってみたら君だった。」


「そんな…」

「不謹慎だけどさ倒れたの知って
嬉かった、どーしても俺の物に
したくて、ムリなのは知ってるけど」

秀弥くん…

「秀弥くん…貴方はアイドルで
私とはありもしないはずなんです」

「わかってる」

「私だって秀弥くん大好きです
けどこんな一般人に、なんて」

「恋に職業関係あるの?」

「え?」




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