好きになんかなるハズ無い!!
興奮でテンションが最高に高い李子を宥めて、よっと引き離す。


後ろから洋夢がやって来て、私の隣に立った。


「李子、ウルサ過ぎだっつーの。ちょっとは落ち着け」


頭をブルブル振りまくる李子ちゃん。


その勢いで2本のみつあみが円を描いていた。


「だって男嫌いの親友に彼氏が出来たんだよ!?興奮しないなんてムリだって!!」


……私は洋夢と一緒に出かけた日、ちゃんと自分の気持ちを洋夢に伝えた。


『私で良かったら……よろしくお願いします』


コレを聞いた洋夢は、数秒硬直。


私は体を離し、最大の笑顔を見せた。
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