赤い狼 四





あ。………それにしても、


あの話を私は聞いてよかったのかな?




とてもじゃないけどぃぃ話ではなさそうだった。あの話をしてる時の皆の雰囲気がとても重かった。




それに、皆の表情が…




悲しそうで、苦しそうだった。




皆にそんな顔をして欲しくない。私は、いつも明るくて元気で、馬鹿ばっかりしてるけど優しくて笑顔や笑い声が絶えない…



そんな《SINE》が好き。




何とかしたい、って気持ちはあるけど。でも、これは私が首を突っ込んでぃぃ事じゃない。


きっと、皆には私の知らない過去がある。



そしてその過去は、皆にとってたぶん思い出したくないモノ。




だって奏があんなに取り乱してる姿やあんな低い声、聞いた事がない。



棗が珍しく、何も言わずにその場で突っ立ってた。



銀はいつも通りに振る舞っているようで、

焦っている時とか動揺してる時とかに出る右手の人差し指を机にトントンとする癖が出てた。


連は嫌悪感丸出しだったけどそんな中にも少しだけ、それ以外の"ひなちゃん"に対しての何かがあったような感じがした。


その"何か"は分からないけど、きっとぃぃ意味のもの。

それだけは分かる。




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