死せる朝日の会

午後三時

「時間だ、行くぞ。」
俺とリンダはゆっくりと立ち上がり部屋を出た、二人共汚れた作業服と帽子をかぶり、鉄製の道具箱を手にしている。
「なあ、これはさすがにベタなんじゃないか?」
リンダは胸の名札を見ながら不安そうに俺を見る。
「確かにな、でも入場申請は電気工事員なんだから仕方ないよ、俺やお前では国会議員には見えないからな。とりあえずは入れればいいんだよ。」
俺は腕に巻いたブレスレットを再確認してから携帯を開く、
「気になるか? 私の力でも半日は押さえていられるはずだから心配するな。」
俺の不安を見透かしたようにリンダが言った。 そう、このブレスレットは俺の刀を変異させたもので、オリジナルのヒナが持っていたのと同じように腕にはめているのだ。 しかし俺の力では無く、リンダにやってもらったもんだから気になって仕方無い。
「お前も何か持ってるのか? これを変形させれるのは自分も持ってるからだろ?」
俺は携帯を見ながら訪ねる、
「いや、私は何も。 て言うか、お前とレインしか持ってないんだよ。」
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