Tokyo Midnight
Tokyo Midnight【2】
朝、目が覚めると隣に児嶋さんはいなかった。

大きく広いベットに一人きり。

無意識に手繰りよせたのは児嶋さんが脱いだままのYシャツだった。

着替えようと思ってベットの回りを見回したものの、私が着てきた服は一枚もない。

仕方なく握っていた児嶋さんのYシャツを羽織る。

そして、そっとベットを抜け出すとバスルームへと移動した。

夕べ散々激しく抱かれたのに、思ったより体が軽い。

鏡で見る肌もいつもよりつやつやして見える。
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