傷付いた青春は誰のモノ。~サヨナラバイバイまた五年後~
俺は臆病者だ。


麻美を手のひらの砂のよう大切にしてる、


だがそれがやがて指と指の隙間から落ちていくのが


怖くて怖くて…


ずっと黙ってた。


「結果がない恋は叶わない。」


ずっとそう思ってきた。


だが、今目の前にいる麻美が愛しくて愛しくて…


結末なんて忘れたい、


忘れた。
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