ハニー×ビター

(5)最高の誕生日

帰りも2人乗りで帰ることになった

何となくさっきのことで2人共黙ってしまった

最初に見たアクセサリーの店があった

今度買いにこよ
そんな事を思ってたら

「家まで送るわ」

『え?や、悪いですよ!
いつもの公園で良いです』

「いや、ええって。また変なヤツに声とかかけられたらあかんし」

『良いんですか?』

「良いから言ってんやん。それに、ちょっとは恐かったやろ?」

確かに恐かったよなんぼ白石先輩の事知ってる人って言っても……

『恐かったです』

「よしっ!じゃあ家どこ?」

やっぱ白石先輩って優しいよなぁ

家を教えてからも自転車は走り続けていた

今は4時半頃でまだ明るい。でも、ちょっと爽やかな風が私達を吹き抜ける






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