~ The last kiss ~



「もぅ………」


「ゴメン、ゴメン
それよりさぁ………」




早紀ちゃんは話を代えてくれて飯田君もそれ以上幽霊屋敷の話はしなかった



だけど、頭の隅で私は幽霊屋敷の事を考えていた

何もかもが謎に包まれている古屋敷…

まず、何故あのような場所に存在し…そして今もあり続けるのか

ないに等しい脳細胞を働かせても今の私にはわかりえない事実だった。





―――――――…


―…5限目


「体育って苦手だな…」



お昼休みの内にジャージに着替え体育館に向かっていた



「私も…体動かすのは気持ち良いけど疲れちゃうんだよね」


「同じく…」


そうやってダラダラと
歩いていると




―キーンコーン…



「あっ!やば…遅刻じゃない!?」


5限目の始まりを伝えるチャイムがなってしまっていた


私達は早歩きで体育館に 向かおうとしている時…





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