~ The last kiss ~
「…ッ!!」
貴方みたいな人がそう言うと勘違いしちゃいますよッ!!!
…という言葉を込めて
顔を赤めておろおろしてしまう惨めな私…
「こんな時間まで誰とお出掛け?」
「えっ…?」
突然の質問に驚き顔を上げると
藍色の瞳は感情を無くし 闇に包まれているようだった
そんな表情に恐怖心が
襲ってきた私は
「い、いえ…
お祖母ちゃん家に……
行ってました」
自然と目線が下を向いてしまう
「そっか…
そういえばまだ自己紹介してなかったね?
僕は黒川慶太。宜しくね」
そう言ったあの時の運転手さん… 黒川さんにもう一度視線を向けると 元の表情に戻っていた