浮気症イケメン彼氏2
「あ、意外と暗い…。」


そっか、もう秋だから、暗くなるのもはやいか。


「あんた、まだいたの?」


「あんたじゃなくて、葵!
ちゃんとした名前があるのよ!
なんか、夕陽見てたら、つい…」


「葵ね。葵、もう暗いから早く帰れ。」


ドキ

ま、また不覚にも、名前を呼ばれて
ドキっと…なんなのよ、これは。


「あんたこそ…「ひろき。」


「ひ、ひろきこそ早く帰りなさいよ。」


「言われなくても。」


といって、スタスタ歩き出すひろき。
ちょ、待って。
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