king×queen
「ってぇな‼‼」
「連が悪いんだよ」
そう言って朱莉は
再び前を向き
制服のポッケから
派手なゴールドの携帯を出す。
ちょっとしたものでも
派手にこだわる朱莉。
いつの間にかそれは
俺にまで移ってたんだな。
「……連」
「ん??」
「今日、集合だって」
「……どこ??」
「樹龍…だな」
樹龍か・・・。
面倒だな。
「ま、朱莉なら…」
「5分もかかんねぇよ」
そう言った。
5分もかかんねぇって
早すぎんだろ。