仇恋アベンジャー
「とりあえず住所がわかったけど、どうする気?」
雄輔が遠慮がちに尋ねる。
「どんな人か、見てくる」
「見てくるって……大丈夫かよ。何者かもわかんないんだろ?」
「うん。けど、もしお母さんを騙してお金取ってたのなら許せないから」
「ヤバい奴だったらどうすんの?」
「その時は……逃げる」
「トロいくせに」
やめておけと言う雄輔に苛立ちながら、私は翌日にでも記載されている住所へ向かう意思を固めた。