Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



ピンポーン

ピンポーンピンポーンピンポーン

11時45分!

だ、誰よ、こんな時間に!

悪戯? それとも…変質者?

ど、どうしよう?

ピンポーンピンポーン

まだ 鳴ってる。

「…はい」

「遅い!早く開けろ」

し、社長?

「……」

「おい、開けろ」

「あっ、はい」

慌ててロックを解除。

だけど何でこんな時間に来るのよ。

ほんと勝手なんだから。


ピンポーン

ガチャッ!

「寝てたのか?」

「は、はい」

ズカズカ部屋へ―

「無事、終わりましたか?」

「あぁ。来週からまた忙しくなるぞ」

「はい!」

上手くまとまったんだ。よかった。

上着を脱ぎ、ベッドに腰掛け

「荷物は纏めたか?」

「…はぁ? 何でですか?」

「迎えに来るつったろう」

「お断りしました。それにもう遅いです」

「そうだな」

いとも簡単に引き下がったわね。…な、何かある。



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