Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



パソコンを叩く指は止まり、顔はますますうなだれていく。

社長はデスクの前から横に来て

また顎に手を掛けられた。

あ~

社長の目と合ってしまった。

射るような強い視線から恐いんだけど目が外せない。

――



えっ!!

な、何?

も、もしかして…唇が!

合わさっている!

一瞬で離れたから、よく分かんなかったけど…キス…されたんだよね。

「フッ」

――



今度はさっきとは違い強く激しく唇を奪われた。

気がついて暴れたんだけど…

凄い力で抱きしめられて…キスは続いた。

何が何だか分かんなくなり抵抗も出来なくなっていくと…怒りに任せたキスから優しいキスに変わっていった。

社長の手が、髪や背中を撫でている。

何か変な感じ。

突然 キスは終わり

私の耳元で

「お前…キス下手だな」


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