ガラスの十字架【短編*完結】
僕は男の姿を見た。
20代後半くらいの…若い男。
長身で、少し茶色の髪…
目つきが鋭くて…なんだか冷たい印象。
………男?
確か…………
僕は必死に前世の記憶をたどる。
思い出せ………
あの男を。
(『まさか…まさかあの男が!?』)
血だらけの「結衣」を抱えて言った「蓮」の言葉……
あの男……
まさか……?
…………ユイニ
サワルナ…!!
ドクン……!!!
頭が……痛い…!!