好きとごめんのその先に
追い討ち


あれから1週間、何でもない日々を過ごした。




奏多が告白された話には触れることもなく、女の子の話も聞かなった。



断られてあっさり諦めたのだろうか。




それから、忠見さんが家に来ることもなかった。



気まずくなってしまったのか、ただ忙しいだけなのか、それは分からない。



さっき久々に届いた“今日は行く”のメールは、ちょうど1週間ぶり。



もしかすると、わたしが落ち着くまでと、気を遣ってくれたのだろうか。





…だけど、あんなことが起きるのも仕方ないと思ってしまう。



もうすぐ籍を入れるつもりの相手と、何もできないなんて。


…わたしが逆の立場だったら、そんな関係、きっと耐えられない。



それでも忠見さんは、待つと言ってくれる。



その気持ちにわたしが応える保証なんてないのに。



…気持ちはないのに、突き放さなくてごめんなさい。



わたし自身、迷いと葛藤で押し潰されそうなの…
< 252 / 428 >

この作品をシェア

pagetop