好きとごめんのその先に


「…ごめんね。…ごめんね、奏多。…ずっと待たせて、ごめんね…っ」


「ううん…っ」



流れる涙に構わず、懺悔を口にする。




「裏切って、ごめんね…っ」


「…うぅん…っ」


「酷いことして、ごめんね…」


「……っ」


「いっぱい傷つけて、ごめんね…っ」


「…っ」




謝って、謝って、それでも奏多は首を横に振る。



こんなわたしを責めようとはしてくれない。
< 399 / 428 >

この作品をシェア

pagetop