豹変上司に初恋中。


「私は、昴さんの妹よ。」


第一声。
衝撃の言葉に、私は声を失ったかのように絶句する。

「……まぁ、血は繋がってない、義妹だけど、」

「義理の…」

そうだったんだ。

「昴さんと兄妹関係になったのは、彼が大学生の時なの」

「!?」


「色々あったのよ、最初は。ただ、私達は分かり合えた」

運転しながら、佳代さんは懐かしむように話す。

「彼は、私が店の女将をすると決めた時も、協力してくれたし、応援してくれた」

「…あ」

女嫌い、と言った直後、女将さんだった佳代さんに笑みを浮かべてた彼の姿を思い出す。

……だから、だったんだ。
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