びたーちょこれーと。
中学生になってまたクラスが一緒になってしまい、ぎこちない関係が続いていた。
(もう自然消滅したんだろうな)
そう思うことにして、友達2人の恋愛を手伝っていた。
でも、夏休みが終わろうとしていた頃。
RRR……
「千咲ー電話出てー!!」
母の張り上げた声で渋々受話器を取った。
(まだ宿題終わってないんだよ)
と少々イラッとしていた。
でも、電話の相手の声を聞いてイライラ感はどこかへ飛んだ。
『もしもし……霜月です…』