びたーちょこれーと。






中学生になってまたクラスが一緒になってしまい、ぎこちない関係が続いていた。



(もう自然消滅したんだろうな)

そう思うことにして、友達2人の恋愛を手伝っていた。




でも、夏休みが終わろうとしていた頃。



RRR……


「千咲ー電話出てー!!」

母の張り上げた声で渋々受話器を取った。


(まだ宿題終わってないんだよ)

と少々イラッとしていた。
でも、電話の相手の声を聞いてイライラ感はどこかへ飛んだ。


『もしもし……霜月です…』






< 22 / 304 >

この作品をシェア

pagetop