華麗なる偽装結婚


きっと偽装結婚の罪の意識から解放されて清々しく思うのだろう。

私の気持ちをいつも考えて優先してくれた。
その煩わしさから解き放たれ、また自由気ままに恋人達と甘い日々を過ごすのだろう。



いいわ。
私には結婚して他の人にはない思い出をくれた。


後悔はしていない。

昨夜も溢れるほどの情熱を私に注いでくれた。

もう、十分だ。





< 233 / 252 >

この作品をシェア

pagetop