華麗なる偽装結婚

俺はデスクの引き出しからお洒落に着飾る彼女の写真を取り出しジッと見つめた。

何故、会社でイメージを堅苦しく変えるのだろう。

この写真は専務が彼女に定期的につけている探偵事務所から送られてきたものだ。

当初は彼女の私生活を嗅ぎ回る会社のやり方に嫌悪感を覚えた俺だったが、あまりのその違いにこの定期便が楽しくなってきていた。


確かに彼女は仕事にそつがなく、どんな難しい難題も難なく解決し、その資格と知識で秘書としては申し分がない。



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