本日の一杯を

「ご馳走様☆」


そう言うて小走りする彼女の
背中を、お見送りも忘れてぼ
ーっと見とれてた、自分。

本日2回目の油断。

バタンッ!!

80キロある店の自慢のドアが
閉まる音で無意識の世界から
帰還した。

理解して声を発するのに時間
がかかる。


「え〜っと・・・マジで??」
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