ガルドラ龍神伝―闇龍編―
ヒアははなから、古代文字が示す内容を理解しているような口調で、ヨゼフに言った。
ヨゼフが頷く間もなく、樹海の悪霊達が扉の向こうから姿を現す。
その姿は悪霊というだけあって、闇のように黒く、四人の龍魔族に負けないくらい鋭く尖った鍵爪や牙を、彼女の方に向けている。
その姿は、今にも神殿に来る者を、容赦なく食べようとしているかのようにも見える。
四人はそれぞれの武器を構え、悪霊達を威嚇する。
「俺達に、そんな武器が通用するとでも、思ってるのか?」
「通用するとかしないとかの問題じゃないさ。
私達は、ある魔族を捜しに来ただけ。
プレシオっていう名前の葉龍族の女の子を、見かけなかったかい?
この神殿にいるっていう情報を、その女の子の友達から聞いて、ここに来たんだけど」
リタは、右腕にはめた爪型の武器を高く挙げながら言った。
「プレシオ? あの時、水色の鬣をした少女と一緒にいた少女か?」
五匹の悪霊達のうち、一番大きな者がリタに確認するように訪ねた。
彼女はそうさ、と答えた。
「その少女は今、葉龍女神の間にいる。が、そこに行くのは、俺達を倒してからにしろ」
「つまり、それは簡単には通せないってことだね? 臨むところだよ」
そう言うとリタは、悪霊達に砂属性の中級呪文≪クロー・スパークル≫を放った。
すると悪霊達は、一匹残らず彼女の爪に切り裂かれ、跡形もなく消えてしまった。
彼女は、今度来たらまた切り裂くよ、と言いたげに青いポニーテールを靡かせる。
四人は、先程の古代文字の解読により開いた扉の先に進む。
その先はいかにも植物由来の神殿らしく、壁には蔦が絡まっていたり、木の幹を象った彫刻が所々に彫られていたりと、自然を思わせる雰囲気のデザインになっている。
だが、神殿の中央にあたる部屋に入った瞬間、また例の生暖かい風が吹いてきた。
おまけに、部屋全体の視界がとても悪い。
「物凄く暗いわね。みんなで懐中電灯を使わないと、進めないよ」
ヨゼフが頷く間もなく、樹海の悪霊達が扉の向こうから姿を現す。
その姿は悪霊というだけあって、闇のように黒く、四人の龍魔族に負けないくらい鋭く尖った鍵爪や牙を、彼女の方に向けている。
その姿は、今にも神殿に来る者を、容赦なく食べようとしているかのようにも見える。
四人はそれぞれの武器を構え、悪霊達を威嚇する。
「俺達に、そんな武器が通用するとでも、思ってるのか?」
「通用するとかしないとかの問題じゃないさ。
私達は、ある魔族を捜しに来ただけ。
プレシオっていう名前の葉龍族の女の子を、見かけなかったかい?
この神殿にいるっていう情報を、その女の子の友達から聞いて、ここに来たんだけど」
リタは、右腕にはめた爪型の武器を高く挙げながら言った。
「プレシオ? あの時、水色の鬣をした少女と一緒にいた少女か?」
五匹の悪霊達のうち、一番大きな者がリタに確認するように訪ねた。
彼女はそうさ、と答えた。
「その少女は今、葉龍女神の間にいる。が、そこに行くのは、俺達を倒してからにしろ」
「つまり、それは簡単には通せないってことだね? 臨むところだよ」
そう言うとリタは、悪霊達に砂属性の中級呪文≪クロー・スパークル≫を放った。
すると悪霊達は、一匹残らず彼女の爪に切り裂かれ、跡形もなく消えてしまった。
彼女は、今度来たらまた切り裂くよ、と言いたげに青いポニーテールを靡かせる。
四人は、先程の古代文字の解読により開いた扉の先に進む。
その先はいかにも植物由来の神殿らしく、壁には蔦が絡まっていたり、木の幹を象った彫刻が所々に彫られていたりと、自然を思わせる雰囲気のデザインになっている。
だが、神殿の中央にあたる部屋に入った瞬間、また例の生暖かい風が吹いてきた。
おまけに、部屋全体の視界がとても悪い。
「物凄く暗いわね。みんなで懐中電灯を使わないと、進めないよ」