桜の木の下でー落とした花びらが知っていたことー
あまりに楽しそうで。


あまりに微笑ましくて。


あまりに…。


なのに…どうして?


私はゆっくりと歩き出す。


もう登校する生徒は見当たらない。


私はモヤモヤした思いを消せないままでいた。


「横山…?」


顔を上げると同級生だった長谷川湊が目の前に立っていた。


絵理「…学校は?」

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