俺様王子と私
「ただいまより第××回入学式をはじめます」
なっがー、まぢ眠いし。
うわ、私の隣の人たったまま寝てる...
尊敬するわ、ほんと。
「在学生代表、白石龍斗」
『きゃああああああ!!』
『白石くぅーん!!』
『あの人、めっちゃカッコいいじゃんッ!!』
「静粛に!!!」
だれ、?あの人。
確かに国民的アイドルに負けないくらいの容姿。
色白な肌に180はあるだろう身長、引き締まった体、茶髪のサラッとした髪の毛。
それに、整った顔。
欠点なんて、全くない。
「―――――――在学生代表白石龍斗」
舞台を降りる時でも、完璧。
それでも、黄色い声は止まない。
おもしろそう。
ただ、そんだけだった第一印象は。