3days with you.



このお店にあるものならすぐにこの生活から解放されるのに。


あたしが手に取ってすすめた
赤い縁のメガネは呆気なく却下された。


「では、3日後にまた来てください。」

「3日!?あの、めちゃめちゃ急ぎなんですけど!」

「はい。めちゃめちゃ急いで3日後です。」



そんな…。


うそでしょ。

誰かこの現実を夢と言って。


「おーい、戻ってこーい」


方針状態のあたしにふらふらと
手を振るこいつが、今日、
更に嫌いになりました。



こうして、あたしたちの
3日間は始まったのです。



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