愛しき人

食道につくと、課長は何か私にいいたげ・・・

『課長、何か？』

「いや。何でもない」

『何でもないって、感じではありませんよね』

「・・・・・・・」

『課長！！』


「実は、あまり来たことがないので、何がうまいかよくわからんのだよ。」

　髪をくしゃってして、少し照れたような顔をしている課長をはじめてみた・・・・

『かわいい～・・・・』

「はっ？」

『課長。課長も私と同じ状態になっていますよ。効果音・・・・』

「すまん。不意を突かれたもんだから。びっくりした・・・・」

『私も、いつもそうですよ。課長の言うことはびっくりすることが多くて』

「そうか？でも、今のほうが、焦るよ。
　だいの大人の男にかわいいとか言うな！！」

『すいません。つい。』

「まあいい。それで、なんにする？」

『今日の日替わりランチにしませんか？』

「そうだな。無難なとこだな・・・」


・・・日替わりにして、席に座った・・・・