先生に片想い


「朝倉…は帰らねーの?」



「帰っても暇なんで。」



「あ、そうっすか」



先生も暇そうですけどね。






「入ってく?」


指先は………




理科室をさしていた。






「いいんですか」


「いいんです」





「じゃあ、寄る」



「寄るか。」








まだこのころは心開いてなかったな…。






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