初恋は実らない?!
「花織、今日頼むな。」

「もちろん。」
花織が微笑みながら言った。

「何かあんの?」

「ちょっとね。」
花織の答えに、孝介は満足していない。

「何だよ。俺には言えないこと?」

「そういうのじゃねぇよ。百合が誕生日だから。」

「なるほど。誕生日パーティーとかやんの?」
わかった孝介は、満足した。

「あぁ。よかったら来る?」
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