365日と、2日
ほい!と二回ほど差し出してくるのでとりあえず
受け取った。
吞むことを躊躇したが、ここは。。
思い切って缶をあけ、一瞬で飲み干した。
酔うことを覚悟して目をつむった。
ん?なんともない。
むしろ物足りなさまで感じてしまう。
「「「いいのみっぷり~♪」」」
みんなが声を揃えて言った。
「早希もしかして吞みとか初めてでしょ!?」
そんなの当たり前だ。
吞むわけがない!
「うん。。」
そううなずくと子犬を扱うかのように
愛菜がわたしの頭をなでた。
「よくできました~♪」
愛菜。明らかに酔ってます。
「愛菜一缶で酔うとか~!」
らむが言う。
ここは大人の世界か!
すると純が、
「早希ちゃんもっといけそうじゃん!」
そういうともう一缶差し出してきた。
驚きつつももう一缶受け取ると
自分でもびっくりするくらいの勢いでつぎつぎと飲み干した。
いい加減あたまが回ってくる。
顔が熱をもってるかのようにじんじんする
次第に視界がぼやけていつのまにか意識をとばした。
