転校生くんと私。
文学少女の出会い


しーん。
と静かな図書室が好き
本に囲まれて勉強するのが好き。

そう思いながら図書室で勉強している僕。
ほんと、地味だなー僕って

僕の名前は宮野ほのか
なにもかもが普通な女子高生。一人称は僕。
どちらかというと地味なほうかな。

好きなものは本とか‥本‥。
どうやら本しかないようです。
文学少女ってやつかな?

でも、そんな僕の友達は派手だったり。

「ほのかーっ!なーに勉強してるのよっ」

彼女は僕の友達の佐藤 雫、通称しーちゃん。
明るくて可愛くて、とてもいい人。この学年で1番モテるのではないだろうか。

「え、明日の小テストの勉強だよ」
「ええーっ!?小テストなんてあったけ!?やば」

少しだけ、いや、かなり馬鹿だけど。

「しーちゃんも勉強したら?」
「えーやだよー。あ、それより今から合コンなんだけど、ほのかも来ない?人数足りないんだ〜。」

全く勉強する気のないしーちゃんはにこにこしながら言った。

「合コン?無理無理。」

知らない人と話すのは得意じゃない。

「何でよーっほのか可愛いし、なにげモテるんだからさ!お願い!」
「お世辞言っても無駄です。僕はこれから予定があるから」

予定って言っても、本屋さんに行くだけだけど。

「けちーじゃあいいもん、いいもん!ほのかは一生彼氏できないでいればいいんだーっ」
しーちゃんがすねてる。

「わかったわかった。じゃあまた今度ね?」
「本当!?また誘うよー。」

にこにこしながらしーちゃんは図書室を去った。
まったく、騒がしかったなあ。

勉強も終わり、行きつけの本屋さんへと向かった。





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