びたーびたーちょこれーと。






最近水無月はなんだか少し大人っぽくなった。

水無月と目が合うとドキドキする。



しばらく俺は黙ってたらしい。


「どしたの?」

水無月が俺の顔を覗き込む。

月明かりに照らされた水無月の顔を見て、俺は焦った。



(このまま、抱きしめちゃダメかな……)


男として最近性的欲求が激しくなって来たような気がしてならない。



付き合ってもないし、水無月は俺を男としては見てないだろうし……。


そんな存在の男に触られるなんて嫌だよな。


俺は必死に感情を飲み込んだ。






< 101 / 148 >

この作品をシェア

pagetop