クールな泉くん
水族館とペンギンと。

芽衣side



その後も何回か泉くんに聞いてみたけど、結局教えてもらえず、そのまま土曜日になって、わけのわからないままあたしは駅へ向かった。




学校もいつも遅刻ぎりぎりの泉くんだから、今日も絶対あたしのほうが早いと思っていたが、驚いたことに彼はもう改札のところに立っていた。







VネックのプリントTシャツに

少しダボっとしたジーンズ。

その上にコート。





シンプルだけど泉くんらしくてとってもかっこいい。


たまにしか見れない泉くんの私服姿にあたしの胸はドキッと高鳴った。






「泉くん!ごめん待った?」



「ん。別に。」





恋人らしい会話についついあたしの頬はゆるむ。














「・・・なにニヤけてるの?」






「えっ」







そんなに顔に出てた?・・・やばいやばい。









「・・・はやく行くよ。」






「あっはいっ!」








若干呆れ顔で改札にむかう泉くんを急いで追いかけた。













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